歴史を学習する意味
おはようございます。
ここ最近ネットショッピングが多く、自宅に注文した商品が届くたびにいちいち興奮する
しょうざんです。(この時期でも配達してくださる宅配業者さんに感謝!)
昨日は、健康補助食品が届きました。
さて、本日は「歴史を学ぶ意味」というテーマでブログを書いていきたいと思います。
昨年行わせていただいた教育実習では、私は中学校第3学年の歴史の授業を担当しました。
(専門は社会科です)
その中で、社会科嫌い(中でも歴史)の生徒が意外と多かったんですね。
いちばんの理由は、「歴史を学ぶ目的がわからない」といったものでした。
おそらく、遠い過去のことを学びが私たちにどのように生きてくるのかがわからないからだと思います。
生徒の多くも、「過去なんか学んだって意味がない!」と声高らかに叫んでおりました(笑)
私自身、社会科の教員になるので、このような生徒の意見には正直言うと胸が痛くなるのですが、生徒が歴史が嫌いになること自体は理解できます。
なぜなら、歴史は暗記教科という認識が非常に強く、そのため歴史を学ぶ有用性を感じにくいと考えるからです。
そのため、歴史嫌いが多いと思うんですね。
私も大学院で、「歴史学習の有用性を高める」というテーマで研究したいと思っているくらいです。
そのため、私自身が考える歴史を学ぶ意味を本日は2つ、お伝えしていきたいと思います。
少しでも、歴史学習に興味を持っていただければ幸いです。
では、いきましょう!
【過去から学ぶ姿勢を養う】
歴史とは、過去のことを学ぶ学問です。
これは、言い換えると「過去から学ぶ姿勢を養う学問」とも言えます。
歴史学習を通して過去から学ぶ姿勢を養う。
これがすごく大切なんですね。
と言いますと、人間って過去から非常に多くのことを学ぶ生き物なんですね。
国際連合なんかが良い例です。
国際連合は、世界の平和、もっと言うとこの世から戦争をなくすために設けられた機関です。
この国際連合が良い働きをしているので、大きな戦争は起こっていません。
しかし、国際連合の前身である国際連盟ではどうだったでしょうか。
国際連盟も世界の平和を謳っていた機関ですが、第二次世界大戦を勃発させてしまいましたよね。
我々、人類は国際連盟がなぜ機能しなかったのかを学び国政連合の設立につなげていったのです。
これは少々スケールの大きな話ですが、日々の私たちの生活でも同じです。
普段の行動や、チャレンジには失敗がつきもの。
しかし、失敗したという過去から学ぶ姿勢があれば次の改善へと繋げられます。
この「過去から学ぶ姿勢を養う」格好の良いトレーニングが歴史学習で行えるのです。
【未来の可能性を知る】
私たちの歴史は偶然の産物です。
もし、あの当時元を撃退できていなければ、元の属国になっており今頃私たちはどうなっていたかはわかりません。
また、もし東西冷戦が起こっていなければ、日本は奇跡的な戦後の復興を果たせていなかったかもしれません。
すなわち、歴史というのは偶然の連なりであり、その延長線上に現在があるということです。
これって、未来でも同じだと思いませんか??
これから先の未来がどうなるかなんて正直分かりっこありません。
世間では、「未来は暗い」と揶揄されていますが、歴史の法則に照らし合わせてみれば、まったくどうなるかわわからないのです。
そのため、偶然の出来事によって最高の未来がやってくる可能性も十分にあるのです。
このことについて、世界的ベストセラー『サピエンス全史』の著者である、ユヴァル・ノア・ハラリさんが本書でこのようなことを言っていました。
「歴史を学ぶことは、未来を知るためではない。視野を広げ、現在の私たちの状況は自然なものでも必然的なものでもなく、したがって、未来には想像しているよりもずっと多くの可能性があることを理解するため」
歴史を学習して、未来に多くの可能性があることを理解する。
ここに、歴史を学ぶ意味が隠れているのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
本日は、私が考える歴史を学ぶ意味を2つほど紹介させていただきました。
歴史学習は、単なる暗記教科ではなく、人類の営みを理解し、未来への可能性を示唆する学問です。
少しでも、歴史学習に興味を持っていただけたら幸いです♪
まだまだ、歴史を学習することのメリットはあるので、またブログで発信していきたいです!
それでは、本日はこれで失礼します。
みなさま、良い1日を!!
しょうざん
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