〈読書記録〉『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
おはようございます。
寒い日が続いていますね。体調管理には気をつけたいです。
本日は読書記録です。
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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこさん
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書店で「面白そうな本ないかなー」って散策していた時に出会った本。本との出会いも大切にしたいな。とりあえず、色々と考えさせられた内容でした。ノンフィクションなのがすごい。50万部突破の大ベストセラーなだけあって、かけがえのない読書体験を得ることができたました。「多様性」という観点で自分や自分の子供、社会について熟考したい方におすすめです。
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〈本書の概要〉
イギリス在住の著者とその息子の日常を描いたノンフィクション。多様性のリアルを時に生々しく、時に爽快に描いている。ジェンダーや人種差別、アイデンティティの行方等、多様性の壁に直面しながらも、悩み、葛藤しつつ前に進んでいく親子の成長物語に多くの学び、大きな勇気をもらえます。
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〈気づき・学び〉
○「多様性」という漢字三文字のシンプルな言葉からは想像できないほど、事態は複雑なことを理解できた。多様化社会には地雷が転がりまくっている。日本人の(もちろん自分を含め)「細かいことは気にするな」精神は、多様化社会では命取りになると感じた。
○作中にもでてきた「エンパシー(共感)」が多様化社会を生きる上での必須リテラシー。異なる価値観を受け入れ、理解する能力・姿勢がこれからますます求められてくると感じた。世の中、本当にいろいろな人がいるなと。
○自分は「日本人」の「男性」というように、自分のアイデンティティが確立していることはすごく幸せなことなのかもしれないと感じた。世界には、自分のアイデンティティが確立していなかったり、国の事情でアイデンティティが脅威にさらされている人たちもいる。「誰かの靴を履いてみること」(=エンパシー)という言葉は深いな。
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〈アクションプラン〉
○世界史を勉強する。
○世界の動向を気にかける。
○留学生とコミュニケーションをとり、相手の価値観を知る。